病気はアプリで治療する時代へ
これまで、病気の治療法は大きく分けて2つあった。1つは病院で薬を処方してもらう「薬物療法」。もう1つが、手術器具やカテーテルなどの「ハードウェア医療機器」を用いた治療法である。
現在、それらの従来の治療法に加え、第三の選択肢として注目を集めているのが「アプリ」による治療だ。これは薬や従来のハードウェア医療機器の名前ではない。そのものずばり、「スマートフォンアプリ」のことである。
とはいえ、「治療法としてのアプリ」と聞いてもピンとこない人も多いだろう。いったい、アプリを用いた治療とはどういうことなのか。
数々の治療用アプリを開発し、医療現場に提供する株式会社CureApp代表取締役兼医師の佐竹晃太氏に、「治療用アプリ」が一体どのようなものなのか、話を聞いた。