芸歴30年近くでも間違えられる現実
ちょっと前に『ジンギス談!』(北海道放送)を見ていてハッとした。
地元北海道出身のタカアンドトシをホストに、毎回ゲストを呼びトークをするこの番組。その日のゲストは、なすなかにしだった。
その名の通り、なすなかにしは那須と中西の二人組なのだが、彼らは個人の名前をよく間違えられるという。
「僕が那須で、相方が中西なんですけど、那須が中西顔で、中西が那須顔なので逆に思われるみたいです」
そう言われて、ふと我に返った。その瞬間まで私も全く逆に覚えていたのだ。
いとこ同士で顔も声も比較的同系統のなすなかにし。ツッコミで目が大きく昭和の男前な感じが那須で、ボケでメガネをかけていて比較的ふくよかな方が中西である。
しかし中西は体型といい、ちょっとヘタっぽい髪型といい、なんとなく野菜のナスを思わせる風貌である。あれ、こちらがナスっぽいから那須だよねと思うと中西なのだ。ややこしい。
『ジンギス談!』の同回では、タカアンドトシも未だに間違えられると話していた。
別々にロケをしている際、トシが歩いていると「タカさん」と声をかけられることが多く、最初は「トシですー」と訂正していたものの途中から面倒になり「ええ、へへへ」と愛想笑いをするようになったとのこと。
タカアンドトシは1994年結成で芸歴は30年近い。これだけテレビに出ていてもなお、まだタカとトシを間違えられることがあるのだ。
今回は、こういう間違えやすい例について考えるとともに、これを機にしっかりどちらがどちらかを覚え直したい。そう思う次第である。