ボクシングマガジン66年の歴史に幕

筆者は小学生の頃に辰吉丈一郎や勇利アルバチャコフの試合をテレビでみて、ボクシングにハマっていった。高校生の頃に地元のジムでボクシングを始めて、大学はボクシング部に入部。

その後、ジムに通って30歳を過ぎてからC級プロライセンスを取ったものの、ケガで競技を続けられなくなってからはプロ・アマ問わず、観戦専門になった。

自分のボクシング人生で欠かせないのが、『ボクシング・マガジン』(通称ボクマガ)と『ボクシング・ビート』。とくにボクマガは判型が大きくて写真が見やすく、モノクロページもバラエティに富んでいて、ワクワクしながら読んでいた。

そんなボクマガは、2022年8月号で休刊する。

青春時代を過ごした90年代にボクマガの編集長を務めた原功さんは、WOWOW『エキサイトマッチ〜世界プロボクシング』でもよく観ていた名物編集長だ。今回、ボクマガ休刊の一報を聞いて無性にお話が聞きたくなり、取材させていただいた。