クラブチームにもはいっていた元サッカー少年

その後の平山容疑者は、あまりアパートを出入りした様子がなかったが、彼女らしき金髪の若い女性が2回ほど訪ねてきたという。

「彼女っぽい子は、キャバ嬢風でしたね。『平山さん』は引っ越しの挨拶にも来なかったし、朝出て夜遅く帰ってくる感じ。食事でウーバーとか取ってるのも見たことないです。近所の業務用スーパーの袋を持っていたのを見たことはあるかな。

左腕全体に刺青があって、とにかくガタイがよかった。短髪で身長180センチ、体重80キロぐらい。雰囲気的に“やばい感じ”でした。レッカーされる前、最後に見たのは一週間ほど前で、そのときはゴルフバッグを持ってました」

宝島さんの妻のA子さん
宝島さんの妻のA子さん

平山容疑者が住んでいた部屋は3DKで、家賃6万7000円。一人で住むには広すぎるが、友人が訪ねてきて大騒ぎするようなことは一度もなく、昼も夜も全く物音がしなかったという。

近くに住む30代の男性はこう証言する。

「挨拶すれば返ってくるぐらいの関係でしたが、肩ぐらいまでの金髪の女性と一緒に部屋に入っていったことがあったので、夫婦なのかと思っていました。

今月に入ってから顔をあわせる機会が急に少なくなり、代わりに彼の部屋の前の廊下にウォーターサーバー用の水のボトルがどんどん届いて山積みになっていったので、不思議に思っていました」

平山容疑者は東京都江東区の出身。実家近くに住む男性は「小中学校時代は一緒にサッカーに打ち込んでいました。レギュラー入りしていたし活発でいい子だったという印象しかありません」と語り、中学の後輩の男性も「明るく誰とでも仲がよく、悪かった人たちとも仲良くしていましたが、平山さん自身が悪かったという印象はなかったですね。たしかサッカーも外部のクラブチームに入っていたと思います。ほんとサッカーのイメージしかないんですよ」と語った。

平山容疑者(本人SNSより)
平山容疑者(本人SNSより)
すべての画像を見る

元サッカー少年が話す「アニキ」とは何者なのか? 捜査の進展が待たれる

※「集英社オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

X(Twitter)
@shuon_news

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班