尿の色にも注意が必要
症状4:便が白くなる
脂肪を消化するための胆汁は肝臓で作られて十二指腸に運ばれます。その際、膵臓を通るのですが、がんがあると、胆汁が胆管で詰まってしまいます。
胆汁はビリルビリンという黄色っぽい色素があり、便を茶色にさせますが、胆汁が十二指腸に運ばれないと便が白くなります。
便が白くなった場合は膵臓になんらかの病気の可能性があるので、すぐに医療機関を受診しましょう。
症状5:黄疸
膵臓にがんがあると胆管が詰まるため、胆汁は肝臓に逆流し、肝臓を通して血中に入ってきます。便を茶色にしていた胆汁が血中に回るため、目や顔、手などが黄色くなる黄疸という症状が現れます。
黄疸が現れたら、すぐに検査を受けるようにください。
また。目や顔だけなく、尿の色にも注意が必要です。胆汁は尿にも入りこむので、ビリルビリンにより尿の色の黄色味が濃くなります。
尿は、摂取した食べ物の色素や脱水状態でも色は濃くなりますが、脱水状態でもなく、水分をしっかり摂っているのに、尿色が濃くなっている場合は要注意です。