西川貴教が恥ずかしい映像に悲鳴

ミュージシャンとしてだけではなく、テレビタレントや起業家、そして観光大使などマルチに活躍する西川貴教。そんな彼に、燦然と黒光りする“黒歴史”があることをご存じだろうか。

3月3日、音楽番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で、昨年末にボーカル・櫻井敦司さんが急逝したバンド『BUCK-TICK』が特集された。西川はBUCK-TICKの後輩としてゲスト出演し、BUCK-TICKを語ることになったが、そのヒストリーを日本ロック史とともに紹介する中で、悲劇は起きた。

1991年にメジャーデビューしたバンドとして映し出されたのが、ヴィジュアル系バンド『Luis-Mary』。なにを隠そう、これは西川がボーカルを務めていた伝説のバンドなのだが、映像が映されるやいなや、西川は顔を覆って、「これ映さないほうがいいってホントに」「全然売れへんかったから!」と激しく動揺。

同じくゲスト出演者の『ROTTENGRAFFTY』NOBUYAは、「関西のバンドからしたら、背中追いかけまくっていた世代なので」とLuis-Maryをフォローしたが、西川は「こんなこと言ってくれるの、この辺りの子だけ」と謙遜していた。

さらに番組の放送中、西川は自身のXでも〈もう!絶対使わなんとってって言うたのに… (。º̩̩́⌓º̩̩̀).゜〉〈ごく一部の人しか知らんねん… 売れへんかったんやから!〉などと連呼し、Luis-Maryが全国放送されたことに悶えていた。ここまで西川が過剰に隠したがるLuis-Maryとはいったいどんなバンドで、なぜ黒歴史扱いされているのだろうか。かえって興味がわくというものである。

Luis-Maryは、1989年に大阪で結成されたバンドで、1991年にはメジャーデビューも果たしている。当時は、“東のLUNA SEA、西のLuis-Mary”とも言われていて、これだけ聞くと十分に成功したビッグなバンドに思える。

1000枚限定で発売されたインディーズデビューシングル「Lainy Blue」
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しかし、西川いわくLUNA SEAとは相当な実力の開きがあったと感じていたようだ。2014年にニコニコ生放送の番組『西川貴教のイエノミ!!』に、LUNA SEAのベーシスト・Jが出演した際のこと。2人が出会った頃を振り返る中、やたらとLUNA SEA情報に詳しい西川に対して、Jは「なんでそんなにLUNA SEAのこと詳しいの?」と質問。すると西川は「それは憎々しく思ってたからや」とぶっちゃけている。