僕たちはインスタントラーメンなんです
――最近はSNSの普及に伴い、コンテンツが消費されるスピードが早くなりました。次から次に新しい人や売れる人が出てきて、簡単に忘れられていくことも多い厳しい時代ですが、焦りなどはありますか?
すがちゃん ネタ職人の芸人さんは特に厳しい時代になったのかなと思います。時間とか頭とかいろいろ費やして作ったネタがすぐに消費されてしまうのは相当しんどいだろうなと。ただ、僕らはSNS世代の芸人として世に出てきたので、いい意味で簡単に消費されることにこだわり過ぎないようにはしたいんです。
――こだわらないとはどういうことですか?
すがちゃん 僕たちの場合は、頑張って時間をかけて作ったこだわりの豚骨ラーメンを生み出すよりは、インスタントラーメンを多く生み出したほうが向いていると思っています。
インスタントラーメンは簡単に作れるため消費されても悔しくありません。消費されるスピードに抗おうとはせず、いい意味でこだわらずにいろいろ発信していきたいです。
信子 え、ちょっと待って! めっちゃしっくりきたんだけど〜!
きょんちぃ うちらインスタントラーメンだったんだ。ありがとう、教えてくれて。インスタントラーメンだと、味変しても誰も怒らないし、いいよね。
信子 なんでもっと早く言わなかったの? そのたとえ出すタイミング、もしかして探ってたの?
すがちゃん …………。
信子・きょんちぃ ハハハ!(大笑い)
すがちゃん 別に事前に用意していようが、今思いついていようが、このたとえを思いついた時点ですごいだろ!
――ただ、インスタントラーメンを出し続けることは大変そうですが。
すがちゃん リスクを背負わなければ何も始まらないですから。芸人仲間と飲みに行くことが好きな僕ですが、2024年は特にその時間を削ってインスタントラーメンを作らなければいけません。
とはいえ、最悪行ってもいいとは思ってます。一番の悪は飲み会に行ったのにエピソードトークの一つも作れないことなので。