ショットの打ち分けで名器を形成
「まず膣内を内診し、状態をみます。真由子さんの場合は前側にやや突起があって奥が広めという形状でしたので、このタイプの方の場合は、突起部分に『Gショット』といって、Gスポット部分にピンポイントでヒアルロン酸注入すると、感度が上がり濡れやすくなる可能性が高いんですね。
そして奥が広めだったので、その広めの部分にも「Gショット」を打つことで、『タコ壷』型になるようにヒアルロン酸注入をしたと言うわけです」(井上院長)
ヒアルロン酸注入といっても、一体どのくらいの量を注入するのか? 俗に言う豊胸などにも注入するヒアルロン酸と同様のものなのだろうか?
「鈴木さんに注入したのは8㏄です。1本に1cc入っている高価なヒアルロン酸注射を先ほど申し上げた『タコ壷』型になるように8箇所に打ちました。胸に注入するタイプのヒアルロン酸とは違います。これは膣用というわけではないですが、顔の輪郭形成などにも注入できるほどの質の高いものを注入しています」(井上院長)
8ccといったら、スプーン一杯分程度の量のヒアルロン酸だ。それを膣内に入れたことで、どのような変化があったのか? 真由子さんが語る。
「注入後も注入前と体感的には何も変わらないから、自分ではそんなに変化は感じてないんです。でも、注入後に彼といたしたところ、その変化は歴然でした。“すごくいいね”“だいぶ変わった”と驚いて、その時はすごく盛り上がりました。
実は井上先生に『この施術のこと、彼氏に内緒にしてもバレませんよね?』って聞いたら『たぶんすごく変化を感じるだろうからバレると思います(笑)』と言われたので、彼にもする前に言ったんです。彼はその時は複雑な顔をしてましたけど、した後は満足顔で、その顔を見て私も嬉しいという感じです」
真由子さんは「やってよかった」と笑うが、実はこのヒアルロン酸注入は永久的に効果が続くわけではないという。
「これはヒアルロン酸注入のメリットでもありデメリットでもありますが、注入したヒアルロン酸はだいたい1年から2年ほどで膣内に吸収されてしまいます」(井上院長)
30万円以上かけて1年で吸収されてしまう……。これを安いととるか、高いととるかは人それぞれだろうが、が「リピートする患者がほとんど」だと井上院長は語る。