news zeroを卒業。会社を休職し、防災の修士課程を学ぶ岩本アナ はこちらから
アナウンス部がビジネスに挑戦し収益をあげる?
──「Audire(アウディーレ)」の提案者である郡司恭子アナウンサーは、岩本さんのことを心強い戦友だとおっしゃっていました。岩本さんにとって郡司アナは?
私が入社した当時から、一つ年上のオシャレなお姉さんですね。
アナウンサーがスタジオで番組に出演する際、衣装は基本的にスタイリストさんが選んでくださるのですが、突発的な事件事故や訃報など、状況に応じて自分たちで華美でないものを選ぶことも。
そういう身なりの整え方や立ち居振る舞いに明確なルールがあるわけではなく、先輩から脈々と引き継がれてきたものだと思っていて。
私にとってすぐ上の先輩は郡司さんだったので、そういった細かな気遣いや配慮ができて、なおかつ、センス良く教えてくれる大好きな先輩です。
──では、郡司アナがAudireを提案されたことについては?
すごく自然なことに感じました。アナウンサーの仕事を理解した上で、TPOに合わせて洋服を選べるファッショニスタですから。郡司さんが意欲的に企画書を提案したことは知っていましたし、目指す方向はとても理解できました。
テレビは広告で収益を得ている事業形態なので、私たちアナウンサー自身が直接お金を生み出す業務というのはほとんどありませんでした。ですが、これからはそこにとらわれず、1人のビジネスマンとして会社に関わっていかなければいけない。
もちろん、収益をあげることがすべてではないし、テレビの中での活躍があった上で+αのこうした事業が成功していけば、アナウンサーそれぞれの仕事の幅も広がるだろうなと思い、ぜひ手伝わせてほしいとお願いしました。
──それはいつ頃のことですか?
初めて参加したデザイン会議が4月だったので、ちょうど1年前ですね。
企画が通り、アナウンス部全体で事業を盛り上げていこうという気運になるまでの数ヶ月は、郡司さん自身の熱量が事業を前に進めていたと思うんです。
本格的に携わるようになる前は1人の友人として相談に乗っていた感覚でしたね。