そもそも「MVNO」って一体何?
モバイル通信事業者の話は小難しいため、まずは基本をおさらいしておきます。
まず、自社で無線基地局を備えて通信網を整えており、総務省から周波数帯を割り当てられている通信事業社のことを「MNO(移動体通信事業者)」と呼びます。現状、MNOに該当するのは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天の4社。ユーザーの視点から考えれば「大手通信キャリア」とほぼ同義な言葉です。
そして、その他の通信事業者は、自社で無線基地局を持たず、先述のMNOが提供する通信設備の一部を借りることで、通信プランを提供しています。こうした事業者を「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼びます。MVNOが提供する安価なサービスは、「格安SIM」や「格安スマホ」のように表現されます。
今回発表された「HORIE MOBILE」は、堀江氏とMVNOであるエックスモバイル社の提携によって提供される通信サービスです。
なお、サービスローチン会見の冒頭では、堀江氏が「MVNO」という言葉のわかりづらさやネガティブなイメージを払拭する意図で、「未来に加速するLCCモバイル」という表現でのブランディングを強調していました。